血塗られた伝説と祟りにまつわる恐怖の連続殺人!
幾度も映像化された横溝正史渾身のホラー・ミステリー!
シリーズ第3弾!吉岡秀隆演じる金田一耕助が謎に挑む!
昭和24年発表の「八つ墓村」は、横溝作品としては最多の9回の映像化を誇る人気作品。実際の連続殺人事件に着想を得て、そこに鍾乳洞・因習・祟りといった要素を加えた一級のミステリーです。NHKスーパープレミアムでは、この作品を映像化。「獄門島」(2016)「悪魔が来りて笛を吹く」(2018)に続く金田一シリーズ第3弾です。演じるは、前作に引き続き吉岡秀隆。かつて渥美清が金田一を演じた「八つ墓村」(1977)が映画デビューという運命的な作品でもあります。映画テイストにあふれた2時間のドラマとして、BSプレミアムならではの質の高いドラマをお送りします。
戦国時代に村人が8人の落武者を惨殺し、大正時代に旧家の当主が32人の村人を殺害した過去を持つ、八つ墓村。その旧家・田治見家に、長らく縁が途絶えていた井川(原作:寺田姓)辰弥が跡継ぎとして戻ってくる。だが、それこそが悲劇の発端だった。祖父、異母兄、僧侶、尼僧…次々と殺害される関係者たち。だが、真相はようとして分からない。 そんな中、辰弥は巨大な鍾乳洞へと迷い込む。 そこで見たものは、落武者の鎧を身につけた田治見家当主の死蝋(しろう)だった。大伯母の老婆、異母姉、村の医師…殺人は留まるところを知らない。辰弥の出生の秘密を探り当てた金田一だったが、その頃、当の辰弥は、たたりを恐れる村人によって、鍾乳洞の奥に追いつめられていた。