主人公、綾月芽衣は自称奇術師、チャーリーのマジックによって物の怪が息づく明治時代の東亰にタイムスリップしてしまった。しかし、路頭に迷う芽衣は運よく、音奴(川上音二郎)に拾われ、そのまま置屋にやっかいになることになる。お酌として忙しい日々を送る芽衣であったが、どうやら自分は物の怪が視える「魂依」であるらしいことを知る。そんな芽衣の周りで物の怪絡みの事件が起こりはじめて......鏡花編のストーリーを主軸に展開される新たな小夜曲。めいこいの物語が幕を開ける――。